これは桜田家の幸せな崩壊を描いた物語である
2017年夏に上演した『あっちこっち佐藤さん』で4000人以上の観客を爆笑の渦に巻き込んだイレブンナイン。2018年第1弾として贈るのはイレブンナイン版ホームドラマの傑作『サクラダファミリー』。昭和を思わせる大家族「桜田家」に隠された秘密とは。今を生きる家族の姿が観た人全てに笑いと感動を与えます。
桜田家の人々
桜田巌
桜田キヌエ
七番目の妻
桜田ハルオ
長男
桜田オリエ
長男の妻
桜田サキ
孫
桜田ナツオ
次男
桜田アキオ
三男
三男の妻 (失踪中)
桜田ユウナ
孫
桜田ウメコ
長女
桜田タロウ
長女の夫
桜田フユオ
四男
吉村リカ
四男の彼女
桜田タケコ
次女
城ヶ崎ワタル
次女の彼氏
桜田マツコ
三女
作・演出 納谷真大
作･演出 納谷真大
俳優・演出家・脚本家。早稲田大学卒業後、富良野塾を経て様々な劇団に俳優として参加。処女戯曲作『EASY LIAR!』が北の戯曲賞優秀賞を受賞。同作品を初演出後、演劇ユニット イレブン☆ナインを結成。現在のELEVEN NINESへと形を変えながらも継続して代表を務め、ほぼ全ての作品に携わる。
外部活動も盛んに行っており近年では鈴井貴之プロジェクトOOPARTSやテレビ朝日「やすらぎの郷」などに出演。外部団体の演出も多数手がけている。演技ワークショップや講師等の活動も平行して行い、俳優人材育成にも力を入れている。
納谷真大より
『サクラダファミリー』はイレブンナインの記念すべき第10回公演の作品であり、私が父親から勘当された日に生まれた作品です。
5年の月日が流れ、イレブンナインも私も、それなりに、変わりました。イレブンナインはゆっくりとではありますが成長していっております。私は割と目に見えて衰えていっております。
半年くらい前に、オカンから、オトンが死にそうやから謝って仲直りして、と連絡がありました。会って謝るのは嫌だし無理だと思ったので手紙を書いたら、オトンから物凄いダメ出しをされました。が、なんとか、実家の和歌山に帰ることが許され、5年ぶりにオトンに会ったら、ホンマに死にそうなくらいガリガリに痩せておりました。
これを書いている今は、オトンはまだかろうじて生きてます、介護認定されているオカンと二人だけで、和歌山で、細く細く「生」を営んでおります。
このタイミングでこの作品を創れることは、きっと神様の思し召しだとおもっております。誠心誠意、創作します。
ムービー
出演者コメント・廣瀬詩映莉
出演者コメント・櫻井保一
出演者コメント・宮田桃伽
出演者コメント・明逸人
出演者コメント・藤本道
演劇シーズンとは
2012 年にはじまった札幌演劇シーズンは、札幌で過去に上演された数々の作品から優れた作品を選び、夏と冬それぞれ5 作品ほどを1 ヶ月かけて上演する企画。優れた作品をより多くの人に見てもらうことで演劇の裾野を広げています。
イレブンナインは過去の演劇シーズンで2013 年夏に「エンギデモナイ」、2014 年夏に「あっちこっち佐藤さん」、2015 年夏に「12 人の怒れる男」を上演。そして2017 年夏には過去の演劇シーズン参加作品の中で特に人気が高く再演を希望される作品が上演される「レパートリー作品」として『あっちこっち佐藤さん』では演劇シーズン過去最高の4300 人の動員を記録しました。
